わちふぃーるどダヤンの生みの親!池田あきこさんインタビュー

今回ご登場いただくのは、作家の池田あきこさんです。

架空の世界「わちふぃーるど」に暮らす猫、ダヤンの物語をはじめ、旅をイラストとエッセイでつづったスケッチ紀行のシリーズや教科書の挿絵なども手がけ、幅広く活躍されています。

そんな池田あきこさんの作品に欠かせない栄養素となっている、旅について伺いました。

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池田あきこさんプロフィール
本名池田晶子。東京、吉祥寺生まれ
1983年に猫のダヤンを描き、わちふぃーるど物語の構想を温め始める。
旅をイラストとエッセイでつづったスケッチ紀行のシリーズや教科書の挿絵なども手がけ、幅広く活躍。
現在、河口湖木ノ花美術館で常設展示中。
著書に<ダヤンのコレクションブック>シリーズ12巻、長編物語に「ダヤン、わちふぃーるどへ」
「ダヤンとジタン」「ダヤンと時の魔法」、愛蔵版「ダヤンとわちふぃーるど物語」など多数。

わちふぃーるどオフィシャル・ウェブサイト
http://www.wachi.co.jp/

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池田あきこさんインタビュー

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「わちふぃーるど」のモデルになった国は?

ベースになっているのは、イギリスとドイツかな。昔から、自分から遠い物が好きで、日本よりもヨーロッパの古いものに憧れていて。グリム童話とかペローの童話とか、ちょっと不条理な怖いところのある話がすごく好きだったの。



作品は、豊かな自然がとても印象的ですね。「森の音を聞いてごらん」ではボルネオの森が舞台ですが、ボルネオで一番感動した風景は?

ダナンバレーの熱帯雨林ですね。もう、すごい“圧倒”です!朝、昼、夜、それぞれの時間の音と、匂い、もちろん見えるものも。

でも、一番すごいのは音かな。ロクジゼミっていう、サイレンみたいなセミが鳴くの。6時になると必ず鳴くセミで、(時間が)よく分かるねって。そういう、びっくりすることもあるし。



他に、「フェル・アスリープ・トゥギャザー」のデザイン缶のイラストにもありますが、月など、幻想的な夜の風景も印象的です。今まで旅をして来た中で、印象深い夜景は?

モロッコの砂漠の夜かな。夜になるとくっきりと砂の影が出て、すごくきれい。もちろん、月も星もきれい。

あとは北極で見た、オーロラの音楽みたいな空とか。ゆらゆらと、壮大なシンフォニーみたいな空。カーテンがさーっと引かれて、そこから音楽が始まるみたいな。あとはボルネオの星も。



今まで行った国の中で、子供を留学させるならこの国、というのは?

スペインとかは面白いと思うんだけど。スペイン語が喋れるようになると便利だろうし。まあ、私が今スペイン語に凝ってるから、いいねって思うんだけど(笑)。

実際、一昨年にスペインの方のお家に2週間留学したの。ホテルに泊まるような旅では見られないようなものや味わえない食べ物、風習なんかも見ることができて、すごく楽しかった。



池田先生にとって、旅とはどういうものですか?

すごく大事な一部っていうというか、栄養のようなものかな。カルシウムが足りないと骨が折れちゃうのと同じで、大事な要素って感じ。



そんな旅の必需品は?

一番は、本と画材ですね。本は、眠る前に何ページでもいいから読まないと落ち着かない、眠る前のおやつみたいな。栄養っていうより、おやつだね、本は。

ミステリーとかサスペンスとか、とにかく物語がないとダメで、いわば逃避行ですよね。本も旅、みたいな。逃げ出してそこの世界に行って、自分は傍観者、みたいな。



世界を旅して来たからこそ分かる日本の良さはありますか?

旅をすればする程、日本はなんて素晴らしい国なんだろうって思います。まずは食べ物!どれを食べても美味しいし、素材も良いし。後はとにかく安全よね。よその国は、基本的に日本よりは全然危ないですよ。



スチームクリームの印象は?

3年くらい前に、新宿のお店だったかな?そこで初めて見て。同じ大きさ、同じ材質の丸い規格の中に閉じ込められたデザインの綺麗さに、すっごく心が浮いた!並んでると圧巻なの!

あと、缶っていうのがいいよね。クリスマス時期だったから、社員全員にプレゼントしたの、全部違う缶で。選ぶのも楽しいし、スチームクリームって誰でも使えるものじゃない?男でも使えるし、家族で使ってもいいし。だから、この話を聞いた時はすごくうれしかった。



今後、挑戦してみたいことは?

今、夢中になっているのは展覧会で。本の中には閉じ込められない、空間を使った可能性っていうのをやってみたい。五感で楽しめるものになったらなって。来年がダヤンの35周年だから、来年中にはやりたいと思ってます。

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撮影/竹下アキコ

著者プロフィール

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山口真美
ファッション雑誌、音楽雑誌の編集者として雑誌制作を手がける。現在はWEBサイトのディレクションを手がけつつ、フリーライターとして活動中。

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