何を基準に選べばいい?日焼け止めの種類と選び方

美容家深澤亜希さんがレクチャーする、日焼け対策。
今回は「日焼け止め」をピックアップ。よく耳にするけれど、イマイチよくわかっていない紫外線の数値、焼かないための正しい塗り方、シチュエーションに合わせた選び方など、日焼け止めの基本を徹底的に紹介。紫外線が強くなるこれからの季節に向けて、しっかりマスターしましょう!

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深澤亜希さん
美容家・ビューティスキンスペシャリストとして、女性誌やweb、テレビやトークイベントへの出演、商品開発のアドバイザーなど幅広い分野でマルチに活躍中。業界随一とも言われる白く輝く美白肌の持ち主で、著書も大人気。「白ツヤたまご肌のつくりかたシミのできない魔法の美白ルール40」(三空出版)や「7日間で恋もキレイも手に入る!魔法の美人プログラム」(大和書房)などがある。

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SPFとは?PAとは?知っておきたい日焼け止めの数値基本のき

日焼け止めを手にすると、必ず記されているSPFやPAの数値。一体どんな意味があるのか、詳しくご紹介します!

SPFとはUVBに対して防御できる効果(時間)を表したもの

前回お話ししたように、肌に影響をおよぼす紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。UVBは、日焼けの際に皮膚が赤くヒリヒリし、肌へのダメージもかなり深刻なもの。SPFは、そのUVBをどれだけ防げるかという時間の目安。日焼け止めを塗って日光に当たった時に、サンバーン(皮膚が赤くなる)までの時間が、日焼け止めを塗らない時の時間の何倍になるかというのを示したものになります。

平均的に、日本人は日光に当たって約25分でサンバーンを起こすと言われています。例えばSPF15の場合は、25分の15倍となり、約375分(6.2時間)までサンバーンを予防する効果が持続する、ということになります。

PAとはUVAに対する防御効果を表したもの

UVAは日焼けの際、サンバーンを起こさずに肌を黒くします。UVBに比べると急激なダメージを与える力は弱いですが、波長が長く真皮にまで達するため、シワやたるみなどの老化を促進させます。PAはそのUVAを防止する強さを「+」の表示で示したもの。即時型色素沈着(肌が一時的に黒くなる)に対する効果によって、下記4つに分類されています。

✔PA+は、効果がある
✔PA++、効果がかなりある
✔PA+++、効果が非常にある
✔PA++++、効果が極めて高い



TPOに合わせて使い分け!日焼け止めの選び方

日焼け止めには、クリームや乳液、ジェル、スプレー、パウダーなどの種類があります。テクスチャーによって効能が変わるということはないので、その日のTPOや肌との相性、気分に合わせて選ぶのがオススメです。ボディは範囲が広いため、伸びがよく専用のクレンジングが不要の乳液やジェルタイプ、髪の毛は素早くムラなく塗布できるスプレーなど、使いやすさで選ぶのもいいでしょう!

シーンに合わせてチェンジ!SPFとPAの選び方

日焼け止めは、生活シーンに合わせてSPFとPAの組み合わせを選ぶのがベスト!
以下を参考に、1日のスケジュールと照らし合わせながらチョイスするのも◎。

✔日常生活(外出も近所まで)SPF20前後 、PA++
✔屋外での軽いレジャーや、長時間の外出 SPF30前後、PA+++
✔炎天下でのレジャーや、マリンスポーツなど SPF50 、PA++++
✔野外フェスなど炎天下にほぼ1日いる場合 SPF50 、PA++++

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めをしっかり選んでも、ムラ塗りや塗り忘れがあってはその効果も半減。パーツ別の正しい塗り方をマスターしましょう。

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顔の中心から外側に向けて、ムラにならないように丁寧に塗り広げましょう。高い部分は焼けやすいので、おでこや頰、鼻筋などは厚めに重ね塗りするのがオススメです。

まぶた

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意外と忘れがちなのがまぶた。目を閉じ、眉頭の下から眉尻に向かって、指の腹でムラなくぬりましょう。

耳の裏や後

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ショートカットの人や、アップヘアにすると耳の後も紫外線にさらされやすく、日に焼けやすいパーツ。細部まで抜かりなく塗布を。

首・デコルテ

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首は前面だけでなく、後ろ側までしっかりと。デコルテもムラにならないよう、やや厚めに塗りましょう。特にデコルテは、実は顔よりも紫外線が多く当たっているというデータもあり、また平面で焼けやすいので、しっかりとケアすることがとっても重要です!

腕・足

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腕や足は全体に塗るのはもちろん、甲の部分も忘れずに。特に足の甲はサンダル焼けしやすいパーツ。しっかり塗って、うっかり焼けを防ぎましょう。



もっと知りたい!日焼け止めQ&A

間違った知識は、肌トラブルの原因に。意外な疑問をここで解消しましょう!

Q.下地にUVカット効果がある場合、日焼け止めをさらにつける必要はありますか?

A.必要はありません!下地にUVケア効果があれば、それ1つでもOKです。SPF値は重ねづけすると、そのまま足し算されるわけではありません。

Q.SPF20の下地にSPF30のファンデを重ねると、SPF50の日焼け止めをつけたことと同じになるのでしょうか?

A.なりません!SPF値は重ねづけをしても、そのまま足し算されるわけではありません。その効果は少しは上がるとは言われてますが、全くのプラスにはならないのでご注意を!

Q.どれぐらいの頻度で塗り直すのが理想的ですか?

A.2〜3時間おきには塗り直しを!汗をたくさんかいたりする時は、すぐに塗り直すのがベスト。朝塗ったからいいや!ではなく、こまめに塗り直しをすることが大切です!



いかがでしたか?たくさんの種類がある日焼け止め。自分の生活シーンにあわせてベストな物をチョイスしてくださいね。



撮影/米玉利朋子(G.P.FLAG inc)

著者プロフィール

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末永陽子
CM制作会社のデスク、出版社勤務を経て現在はフリーに。ビューティやファッション、インタビューなど、様々なジャンルで活動中。

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